実施上の注意

①測定用具類の整備について

検査に用いる用具類と記録用紙は、あらかじめ点検して不備がないようにしておく。また、検査を実施する場所についても、検査の支障になるものを片付け、地面や床面などを整備しておく。

②測定者について

実施要項をよく読み、参考DVDを視聴して実施方法を十分理解した上で実施する。できれば、前もって測定者どうしお互いに子ども役になって練習しておくとよい。また、測定者によって結果にくい違いが出ないようにしておく。運動に適した服装にし、運動靴を着用して行う。この他、全体を総轄する者が1名いることが望ましく、統轄者は全体の流れをみたり、子どもたちを励ましたりして、検査が円滑に進行するように配慮する。

③子どもについて

検査を意識して緊張させないようにし、遊び感覚で力を十分発揮できるよう配慮する。順番を待っている間には検査中の友達の応援をする。待ち時間が長い時や検査の合間には、簡単な手遊びをしたり、短い歌を歌ったりして気分転換を図るようにする。また、検査を嫌がる子には無理にさせないようにし、「先生と一緒に」などと誘い入れたり、「あとで」と言って最後に行うようにしたりする。またどうしてもやりたがらない場合は、その種目は実施させない。

④待機について

少し離れたところに‘集合ライン’を引いて、子どもを待機させるようにするとよい。

⑤安全について

事故や怪我のないよう、安全には十分に配慮して実施する。

⑥実施要項解説のための参考DVDについて

MKS幼児運動能力検査には実施要項を解説する参考DVDがある。参考DVDは実施要項の理解を助け、検査の正確な実施に役立てるものである。

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概要

運動能力検査実施要項

運動能力判定基準表

幼児運動能力研究会メンバー

MKS幼児運動能力検査のご利用について

MKS幼児運動能力検査は、幼児の発達の理解に広くご活用いただくため、どなたでも利用できます。ご利用に際し、何らかの文章等で発表をされる場合は、本検査を使用したことを必ず出典とともに明記して下さい。ただし、検査および判定基準表等を営利目的で使用することは固く禁じます。