検査に用いる用具類と記録用紙は、あらかじめ点検して不備がないようにしておく。また、検査を実施する場所についても、検査の支障になるものを片付け、地面や床面などを整備しておく。
実施要項をよく読み、参考DVDを視聴して実施方法を十分理解した上で実施する。できれば、前もって測定者どうしお互いに子ども役になって練習しておくとよい。また、測定者によって結果にくい違いが出ないようにしておく。運動に適した服装にし、運動靴を着用して行う。この他、全体を総轄する者が1名いることが望ましく、統轄者は全体の流れをみたり、子どもたちを励ましたりして、検査が円滑に進行するように配慮する。
検査を意識して緊張させないようにし、遊び感覚で力を十分発揮できるよう配慮する。順番を待っている間には検査中の友達の応援をする。待ち時間が長い時や検査の合間には、簡単な手遊びをしたり、短い歌を歌ったりして気分転換を図るようにする。また、検査を嫌がる子には無理にさせないようにし、「先生と一緒に」などと誘い入れたり、「あとで」と言って最後に行うようにしたりする。またどうしてもやりたがらない場合は、その種目は実施させない。
少し離れたところに‘集合ライン’を引いて、子どもを待機させるようにするとよい。
事故や怪我のないよう、安全には十分に配慮して実施する。
MKS幼児運動能力検査には実施要項を解説する参考DVDがある。参考DVDは実施要項の理解を助け、検査の正確な実施に役立てるものである。